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Vol.2 アロマテラピーの歴史

アロマテラピーは、 いつ、どんなきっかけでスタートしたのでしょう。 古代エジプトから現代まで、香りに魅せられ、注目した人々の歴史を さかのぼってみましょう。

世界の歴史をひも解くと、時代を彩るスターたちの、「香り」に関するエピソードに遭遇します。古代エジプトのツタンカーメンの墓からは香料壺が発掘され、壺を開けるといい香りが漂ったそう。 クレオパトラは薔薇の香りをこよなく愛し、薔薇の香水風呂を愛用したといわれています。

アロマテラピーの原型

現在もアロマテラピーでよく使われている「花」の精油を蒸留する方法が発見されたのは、西暦10世紀ごろのこと。ペルシャ人医師、アヴィケンナが原始的な蒸留機を改良し、初めて良質な薔薇の精油を蒸留することに成功しました。その後、ヨーロッパに伝わった精油の効用は、伝染病ペストの流行によって広く認知されることになります。17世紀、多くの人の命を奪ったことで知られるペストですが、なぜか、香料を扱う人々は感染を逃れたそう。これをきっかけに、広く民間で使われるようになったといいます。

Aroma Therapyの誕生。

そして20世紀。「アロマテラピーの父」と呼ばれるフランス人、ルネ=モーリス・ガットフォセが登場します。化学者だった彼は、ある日、実験室で爆発事故に遭遇します。火傷を負った手の治療にラベンダーの精油を用いたことで、彼は精油の治療効果を身をもって体験。精油の力を化学的側面から理解する研究に身を捧げ、1928年『Aromatherapie』を刊行。その中で、Aroma(芳香)とTherapy(療法)から成る「Aroma Therapy」という言葉を初めて使ったのです。
その後、生化学者のマルグリッド・モーリーによって、精油がマッサージなどを通じて心身のケアや美容の分野で広く利用される今日のアロマテラピーの基礎が生み出されます。先人たちによるアロマの研究はしっかりと受け継がれ、21世紀になった今、植物のもつ力は、改めて評価されるようになったのです。

 

マギー・ティスランド

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